私達の仕事力

一泊研修徒歩旅行

    • 約46kmを一泊二日で歩き通し、達成感を得よう
    • 地形図と方位磁石でたどり着こう
    • スマホのGPSに頼らずチームワークで乗り切ろう
    • 目標や夢の達成に向かって自分の弱さを知り、対策を考えよう
    • 後輩の世話を通じて、自己の成長を確認しよう

  • 達成感
  • 自己実現への精神力
  • 先輩とのつながり
  • 計画と準備の大切さ
  • チームの連帯感
  • 自己の成長を実感
  • 後輩を通して自分を見つめなおす

スクロールできます

JR花園駅あたり、嵐山が遠くに見える
嵯峨を歩く
デートで来てみよう!
鳥居本の茶屋で一服
桜餅とおうすが美味しい!
ジャンケンに負けて荷物を背負う…でもまだ余裕
愛宕山中水尾で昼食 早よ食べましょ!
待て、コース確認が先や!
延々と続く亀岡への道
サンガスタジアムが見えた!
まだ10km以上有るの声にガクッ
宿舎で一日目完歩のご褒美のすき焼き!!
もう一つのご褒美 いや勲章!
2日目朝
「目標設定」の研修風景
雨の中を園部目指して出発
足が痛くて進まない
ひたすら園部を目指して
通り過ぎないで乗せて欲しい!!
作戦会議?
楽勝!楽勝!
先輩、この道合ってますか?
無事予定時刻にゴールへ到着
バンザーイ‼
一方若者と一緒に2日間歩き通した社長は…

目標設定

ねらい

 人間はだれしも夢や目標を持ちます。ただ、なかなか実現できないことも事実です。高い意欲をもって会社に入ってきた新人は、必ず素晴らしい夢や目標を持っています。しかし様々な理由で実現できず、いつかあきらめてしまう人がいるのも、残念ながらよくある事です。

 鉄は熱いうちに打て!そこで山科電気工事では新人一泊研修徒歩旅行の中で「目標設定」の研修の時間を約3時間設け、下記の内容を世話係の先輩社員と共に学びます。ここで学ぶ手法は、新人が年を経て中堅になり、ベテランになってもいつでも役立つものです。

ステップ

  • 1自己の目標をまず身近なテーマで設定する

  • 2その目標を達成するのに障害物となるものが何であるかを考える

  • 3その障害物を乗り越える対策を考える

  • 4達成日を決める

  • 5その目標を達成した時に得られる成果を思い描き視覚化する

  • 6以上をカードに記し、毎日繰り返し声に出して読み確認する

  • 7そして行動に移す

人間的成長の為の6つの向上目標

6つの面とは…
健康面・家庭生活面・対人関係面・知能面・精神面・経済面
以上6つの面についてそれぞれ自己分析表を用いて自分の長所・短所、強み・弱みを知る
6つの面それぞれの目標を立て、弱みに対して対策を考え、成果を思い描く
カード化し、行動に移す

まとめ

  • 目標の重要度を順位付けて取り組む
  • 目標は弾力的に再評価し、必要なら思い切って修正する
  • 目標達成への行動計画を立て、実行に移すことによって初めて実現できる

新人の立てる目標例

先輩に頼りにされる社員に一日も早くなる
コミュニケーションを取るのが苦手だが、仕事では必用なので克服していく
必要な資格を取得する計画を立て、学んで行く
声が小さいと言われるので、大きな声が出せるようになる
将来自分の電気工事会社を作る

社長の感想

世話係の先輩社員が、「新人の時と比べ自分がこの1年で変わってきていることに気付いた」と研修後に感想を述べてくれることがよくありますが、この研修をやっていて良かったと感じる瞬間です。

徒歩研修を終えて
2022年12月16日~17日
会社→亀岡→園部

徒歩研修を通して私は、「自己の見積もりの甘さ」「やりきる力」「一人ではなく複数人でやることの大切さ」「目標の必要性」を知ることができたと感じた。

なぜそう感じたのか、まず「自己の見積もりの甘さ」に関しては、1日目の朝、目標時間以内に余裕がある状態で目的地に到着できると思っていたが、到着するころには足が限界を迎えており、宿の中ではほとんど動けないくらい痛みがあった。原因としては、徒歩研修までそこまで運動していなかったことや、徒歩移動中ペースが速かったり、遅くしたりと不規則であったこと、 最初の準備運動が足りていなかったことがあげられる。46kmを甘く見すぎていたためこのような結果になってしまった。特に経験したことのないことは甘く見てしまうと痛い目に合うため、考えられること以上に準備しておくことが大切であると学べた。

次に「やりきる力」については、1日目約33km、2日目約13kmを最後まであきらめずに歩き切ったことから感じた。1日目の最後酒蔵からほん梅の里まで、足が急に痛み出し、さらにはつりそうになりながら、1時間と少しかかり、目標の時間をオーバーしてしまいましたが、なんとかたどり着くことができた。その時の達成感や、嬉しさは今までに感じたことのないものであった。2日目は雨が降り、足や腰に痛みがあったため不安を感じたが、駅に着いたときは安心感を大きく感じた。どんなに不安なことや自分に悪いことがあってもあきらめたりやる気をなくしたりせず前に進めば必ず達成することができるということを今回の研修を通して知ることができた。

「一人ではなく複数人でやることの大切さ」に関しては、自分一人で地図をもって自分のペースで黙々と歩いて自分の判断で休むといった一人行動より複数人で道を確認しあい、話をしながらペースを合わせて歩き、いつ休むか話し合い休んだほうが間違いをしなかったり、つらく感じにくかったり楽しんで歩くことができたと感じた。さらに研修で、目標や行動計画で自分だけでなく他の人の分まで聞くことで新しい発見や発表した内容を取り入れたいと思えた。このことから複数人のほうがメリット多く、効率が上がると感じたため大切だと感じた。

最後に「目標の必要性」では、この研修の46km歩き切ることという目標がなく、時間も決めずに適当に歩くだけであればただ疲れただけで何も感じることができなかったと思った。目標があったからこそ計画や準備、時間と体力からペース配分を考え歩き、たどり着いたときに達成感を味わうことができたのではないかと学べた。これからは何をするにも目標を立て、どのようにすれば達成できるか計画を立て、入念に準備し行動に移していきたいと思う。

2022年春入社社員 当時18才